東京同窓会会長就任にあたって


      初代会長の細谷英二先輩亡き後、私と同期の木村康君に2代目の会長を引き受けてもらって、あっという間に5年がたちました。その木村君の事情もあり、このたび会長をお引き受けすることになりました。不相応であることは十分承知していますが、熊大附中東京同窓会の発起人の1人として、しかるべき方にあとを託すまで、責務を果たすつもりです。        

     
201310月、附中卒業50周年と担任の吉田定俊先生の米寿を祝うクラス会を開きました。50数名のクラスメイトのうちの約30名が、各地から熊本に集まりました。我々の学年まで、3年間クラス替えがなかったので、同級生の結びつきが強いのです。首都圏の在住者も多く、熊本から誰かが上京すれば、10名から15名はすぐ集まります。昔話に花が咲くのはもちろんのことですが、必ず話に出るのは、附中はいい学校だった、いい友達に恵まれたということ。今さらながら、子ども4人を附中にいかせてくれた両親に、感謝の気持ちでいっぱいです。私のころは、川尻電車と上熊本線を乗り継いで、冬は暗いうちに家を出て、1時間かけて通学しなければなりませんでした。いま思えば信じられないほどですが、通学がつらいと思ったことは一度もありません。上熊本駅から坂を上ると、そこは京町台。一段上のステージに上がる感じがしました。学校では新しい知識が得られる、友達から刺激がもらえる、そして日々自分が成長する。そんな思いでわくわくしていました。ほんとうに恵まれていた3年間でした。    

      
同窓会では、同期生だけでなく、先輩・後輩の皆さんとの交流をもつことができます。それぞれ異なったキャリアをもち、まったく別の人生を歩んでいるわけですが、心はすぐにつながります。世代はちがっても、中学の3年間を共有しているからです。第8回の同窓会には、昭和25年卒の第1期生から平成26年卒まで65学年の卒業生が一堂に会しました。すばらしいことです。地方の中学校でありながら、東京でこれだけの同窓会ができることを誇らしく思います。今後も、附中東京同窓会を魅力ある場に育てていき、私が在学中に味わっていたようなわくわく感を、東京同窓会にも充満させて、皆さんと共有できればと思っています。

 

熊本大学教育学部附属中学校
東京同窓会会長
   八重野 充弘